ナガミヒナゲシ ヒガンバナ
ナガミヒナゲシ(街のそこかしこ) ヒガンバナ(写真は一丁目緑地)
ここ5年くらいで目立って繁殖している草花があります。
上の写真のナガミヒナゲシとヒガンバナです。

ナガミヒナゲシはケシ科の一年草で、地中海沿岸から中欧にかけての原産。紅色、もしくは肉色と評されるオレンジ色の花を付ける。花弁は4枚。開花時期は4-5月。
ウィキメディアによると、
アルカリ性土壌を好むと考えられ、コンクリートによってアルカリ化した路傍や植え込みなどに大繁殖しているのがよく見られる。日本では年度変わり以降の5月ごろに役所や企業の予算が付いて、路肩や中央分離帯、空き地などの除草作業が行われるが、この頃には既にほとんどの株が結実を終え枯死しているためなかなか減らない。むしろ除草機の振動により種子を周囲に撒き散らすなどするので、除草の意図とは逆に翌春になると前年より増えていることの方が多い。
ひとつの芥子坊主から1000〜2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的な繁殖力を示す場合があり、地場の他の草花を駆逐してしまう可能性がある。
とありますから、納得しました。

対して、ヒガンバナは、
全草有毒な多年生の球根性植物。散形花序で6枚の花弁が放射状につく。
日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。故に、雄株、雌株の区別が無く種子で増えることができない(遺伝子的には雌株である)。中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
と言うことですが、誰かが株分けして増やしているとは考えにくい。歩道の植え込みの中からにょきっと茎を伸ばしているのは、どう考えれば良いのでしょうか。