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<Enjoy 子育て in浮間>その3 「赤羽署オリジナル」   2005/06/19
 掲示板で街の安全問題が話題になっています。実は「子育て」の面から通学路の安全について掲示板にもありますように管理人さんとやりとりしました。そして1つのきっかけとして赤羽署にアプローチしてみたのですが、その際、具体的な手立てとして印象深かったのが「赤羽防犯メルマガ」です。まだ私も申し込みをしていない状態ですが、関心が高まっているうちに中間報告したいと思います。

 インタビューしたのは生活安全課長の奥山亜貴男警視。奉職約40年の大ベテランです。あまりITは詳しくないということでしたが、なんと、このメルマガは奥山さんら同課が最初に昨年4月から始めたもので、その後警視庁が全署に広げて一括運営するようになったとのことでした。赤羽署オリジナルなのです。

 なるほどと思ったのは奥山さんの説明。「マンションなどが増えて町会経由で防犯案内などを入れていくことが難しくなった。それで考え付いたのがメールでお知らせできるメルマガ」ということでした。送信内容は「犯罪発生情報・その対策」などで、各署ごとにバージョンが違います。昨年4月から12月までの実績では計60〜70件近くは流したといいますから週2回弱のペースで発信しているということでしょうか。赤羽署管内で6月14日現在、アドレスを登録しているのは350人・団体。あまり多くありません。「登録数をなんとか4桁に乗せたい」と奥山さんは意欲を燃やしていました。

 最近、全国の小中学校で学校ホームページに不審者情報、通学路危険マップを掲載する学校が増え始めています。中には不審者情報を携帯アドレス登録保護者にメールで流している学校もあります。それらの情報源はいずれも警察が大半です。その意味で、赤羽署「防犯メルマガ」はそれら学校発信情報の代わりをするもののようにも思えました。

ただ、警察情報も地域住民からの通報がベースです。地域の協力がなくては警察情報もやせ細ってしまうでしょう。ですからメールマガジンへの住民側からのアクセスをしやすくするよう警視庁の工夫も大事ではないかと思っています。そのほか課題はたくさんあります。情報は対象地域を狭めて、よりきめ細かくライブであることなどです。

登録もウエブ上からできると便利ですよね。掲示板で、くーすけさんが書いておられるように交番に行けばいいし、郵送でもいいのですがなかなか億劫です。しかしまあ、私もこれを機会に地元交番を訪ねてみるのもいいかと近日中に申し込んでくるつもりです。地域防犯の軸はやはり交番ですものね。


なお、所定の申込書でなく郵送する場合の書き込み項目は以下の通り。
@アドレス(パソコン、携帯電話)
A住所(マンションなどの名称も)
B氏名(団体の場合は団体名)
C電話
D私は〜(登録者のプロフイルを知ろうとする項目のようです。以下の各項からチエックします。複数選択可)防犯協力団体、官公庁関係、ボランティア、町会・自治会、商店街関係者、学校・PTA、マンションなど(5階建て以上)経営者あるいは居住者、マンションなど(4階建て以下)経営者あるいは居住者、コンビニ関係、公務員、自営業、会社役員、会社員、アルバイト、その他
以上です。
 あて先は〒115-0043 北区神谷3-10-1、赤羽警察署(電話3903-0110)防犯係。


                             谷口 泰三 ( メールはこちらへ