放生池(ふるさとの森)
放生池
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湧き水
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湧き水は竹筒で導水され瓶に注がれている。瓶に溜まった水は清く透き通っているが、それがあふれた池を見ると濁っているのだ。いつ来ても、「どろん」とよどんでいるから不思議だ。伝説の大蛇が棲んでいた当時は低地全体が沼だったが、ふっと、蛇の姿が見えた気がした。
【興禅院 施設案内】   地図は川口マップ北
本堂本尊山門石彫観音地蔵尊
地蔵を抱いたスダジイ旨いそば屋
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【弁財天・稲荷堂】
弁財天堂弁財天旗矢倉稲荷社
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【十三佛・千手観音菩薩】
十三佛と千手観音の写真コーナー
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【ふるさとの森】
案内板台地上下モミジ|放生池|
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【花と紅葉】
梅の花コナラの若葉水芭蕉
シャクナゲ花菖蒲アジサイ彼岸花紅葉
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【放生池と霊水】
地球を絶えず浄化してくれているのは、海水と自然の植生であると言われます。大昔、この辺りの大地一帯は原始林が繁茂していて、低地は古代東京湾が広がって出来たもので、その台地下の泉から豊富な地下水が渾渾と湧き出ていました。近世以来新田開発によって山林は畑として耕され、現代は宅地化が急速に進み、多くの泉が細る一方ですが、この霊水だけはどんな日照りでも 枯渇することなく自然に潤いを与えています。
昭和14年頃、近隣の人々が悪病に悩まされたので、昭和15年(紀元2600年)に埋まっていた池を浚い、供養した所、以後、平穏が続くようになりました。なおこの霊水は、指呼の間にある安行東中学校の校歌にも「泉湧く」と歌われていて、現在では市内に数少ない処として大切に維持管理されています。
当山では樹木を保護し環境保全に努めていますし、池に生息している魚類には、新潟県産のヒブナ・鯉等が寄贈されており仏門の戒めにより殺生禁断となっていますので、これらの維持のため皆様のご協力を、お願いいたします。
  平成6年11月吉日 瑞龍山興禅院 より