お竹如来
お竹如来
お竹如来 お竹大日如来のおおよそ、そのいわれは次のとおり。
江戸時代、日本橋の豪商佐久間家にお竹という出羽庄内出身の奉公人がいた。その行いは奇特で、お竹のいる台所からは後光が射した。あるとき、出羽の行者が佐久間家を訪れ、お竹を大日如来の化身といって拝んで帰った。4、5日後、お竹は屋上に紫雲たなびくうちに成仏した。主人は等身の大日如来像を作り供養した。この話が江戸中に広まり、如来像を拝もうとする人、数知れない有様となった。
佐久間家断絶後、信仰は親戚の馬込家に引き継がれ、その土地が小津商店所有になり、現在、本館ビルの片隅にお竹が使った井戸跡と称して庶民信仰の記録にとどめることになった。
東麻布の心光院は佐久間家の、赤羽の善徳寺は馬込家の菩提寺だった。しかし、佐久間家召使いのお竹の墓が心光院ではなく善徳寺にあるのはなぜなのだろうか? 不明なことも多い。

参考HP
 ・中央区郷土史同好会 「日本橋に伝わる お竹大日如来伝説」
 ・国際日本文化研究センター「於竹大日如来縁起絵巻」データベース 
 ・心光寺(港区東麻布1-1-5)