小林大豊記念碑
小林大豊記念碑

 「小林先生彰功之碑」表面の碑文の大意は次のとおりです。

「小林先生は大豊と号し、信州伊奈郡古田村の出身で、農家の二男だった。幼くして出家して諸国を行脚し、江戸にきて駒込の栴檀(せんだん)学林で修業した。学徳があり瀟洒(しょうしゃ)な人柄で、皆に慕われた。明治2年(1869)8月に稲付村に来ると、子どもたちの教育にあたり、7年に鳳生寺の住職となったのは、村民の懇請によるものである。9年に住職を辞し、小林小学校を設立して教育に熱意を注いだ。稲付村に来てから30年、村内には先生の薫陶を受けない者はいない。有志の者で相談し、石碑を建てて報恩の意を表わすこととする。…」

石碑裏面には、「有志者」84名、「世話人」23名、計107名の名前が記されています。