諏訪神社の祭神は、岩付城主後の軍神として信濃国諏訪神社より勧請した建御名方命で、当社は、市内にある久伊豆神社や八幡神社、天満宮とともに城主や家臣の祈願所となっていた。
当社の創立は年代は不明であるが、阿部氏在城当時の武州岩槻城絵図では、現在の地にすでに存在が書かれているので、それ以前か、あるいは岩槻城が築城されたとき、北方に鎮座する久伊豆神社と同様、鬼門除けとして創建されたものと思われる。
当時、神社の運営は大字太田の旧大岡氏家臣を中心とした氏子によって行われていたと伝えられるが、現在は当地区の自治会の人々によって行われている。
なお、祭礼は毎年8月27日である。
昭和60年3月 岩槻市 (現地案内板より)