妙顕寺 戸田市新曽2438 長誓山安立院 日蓮宗  電話:048-441-4846 
妙顕寺子安堂(本堂)

妙顕寺
 妙顕寺は、長誓山安立院と号し、日蓮宗身延山久遠寺の末で、江戸時代には寺領十八石のご朱印を下付されていました。
 日蓮上人が佐渡へ流刑になる途次、武州新倉(和光市)の辺りを通るとき、新倉の領主隅田五郎時光が難産に苦しむ妻のため護符を乞いました。そのかいあって一子徳丸を無事に得たため、日蓮に帰依して一寺を起立し、日蓮上人の高弟日向上人を招請して弘安4年(1281)に開山したのが始まりと伝えます。
 本尊は、日蓮上人自筆の題目曼荼羅で「子安曼荼羅(弘安2年銘)」「建治大本尊(建治元年銘)」などと呼ばれるものがあります。そのほか寺宝として、日向上人が日蓮上人の法話を筆録したと伝える「日向記」などがあり、日蓮上人の墨跡とともに埼玉県指定文化財となっています。本堂には、縁起由緒や子どもの遊ぶ様子などを色彩豊かに書いた多くの大絵馬が奉納さています(市指定文化財)。また、本堂の脇には、縁起に題材を得たレリーフのある供養塔(明治13年銘)などがあります。
 平成8年3月  戸田市教育委員会(現地説明板より)

アクセス:JR埼京線戸田公園駅/国際興業バス下笹目行き新曽氷川神社下車/5分
正徳2年の仁王門
参道
道路に面した山門 五本入りの筋塀 仁王門
阿弥陀堂 弁天堂
鐘楼 日蓮宗の題目塔(南無妙法蓮華経・了源院の銘)
日蓮上人像 子安曼荼羅 子安釈迦像 供養塔
左から、日蓮上人像、日蓮上人自筆の子安曼荼羅(本尊)、子安釈迦像、供養塔(レリーフは下)
お産の様子を描いたレリーフ 慶長の板碑
左は、その上写真右端の子安供養塔にある「お産の様子」を描いたレリーフ。右は、市指定文化財の慶長の板碑でしょうか。

↑ページトップ