薬林寺の姥像
薬林寺の姥像
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岡の薬師堂 spacer
薬師堂内部
薬林寺の姥像 】
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薬林寺山号:瑠璃山 真言宗智山派
本尊:無量寿阿弥陀如来
住所: 川口市朝日1-4-33
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【由緒】 開基は室町時代、開山は当山第一世法印宥淳和尚で、寛正元年(1460年)5月とされています。中興開山は、第四世法印了高和尚で、大永五年(1525)6月です。
薬林寺は往古、樋の爪村(現朝日)の西を流れる野川(現芝川)のほとりに大伽藍を配し建てられていました。しかし天正年間(1573〜91年)北条氏との戦いに敗れた岩槻太田の落人が、樋の爪村薬林寺へのがれて来た時、村民が集って堂を破壊してしまい、その後再建の時、現在地へ移ったと伝えられています。
境内に川口三薬師(安行慈林の薬師、領家光音寺の薬師)の一つである「岡の薬師」と称される薬師堂があります。このお堂の中央には薬師瑠璃光如来(この尊像を岡の薬師と称す)左右の脇士に日光、月光両菩薩を、護法神として十二神将そして娑子が安置されています。このお堂は、天文八年(1539年)四月の造立で天正十三年(1585年)、北条氏の家臣立川山城守、代官大久保内蔵助らを大檀那として再建したといわれています。
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写真左の堂が「岡の薬師堂」で、その下が堂内で中央の厨子の向かって右側に上の写真の老女像が置かれている。寺の説明では奪衣婆の伝承がある像だという。それならば、是非にリストに加えないと、と思い撮影してきました。扉のガラス越しの撮影だから、ガラスの反射に気をとられ、オートフォーカスは手前に合ってしまったようです。
でも、雰囲気はお分かり頂けると思います。